分野:橋梁 プロジェクト概要・目的新豊橋は、住宅市街地総合整備事業の一環である足立区と北区とを結ぶ道路のうち、隅田川渡河地点に架けられた橋梁です。周辺地域では都市機構による再開発が実施され、良好な住環境を形成しています。本橋は、長い歴史と伝統を持つ隅田川にふさわしく、かつ、今の時代を反映した新しい橋梁を目指してデザインが行われました。 低いライズのアーチで補剛した桁橋「地域住民にとっての日常的な道具としての美しさ」、「人のぬくもりや時代のメッセージを感じる橋」、「時代の先端技術や新しい発想を採り入れた橋」等をデザインコンセプトに設定しました。全体形状は周辺の建築に対する「適度な存在感」を表現するため、低ライズのアーチで支間中央を補強した桁橋とし、アーチ部の上面は4次曲線として、滑らかさと美しさを感じさせる形状としました。また、主要色を日本の伝統色である銀鼠色とし、落ち着いた中にも深みのある色としています。 開放感や透過性を高めたディテールデザインアーチ吊り材はケーブルとして視線を遮らないようにしながらも、アクセントカラーとしてえんじ色としました。主要部材は溶接で接合し、全体が一塊としてシンプルに見えるよう配慮しています。高欄ポストは2枚板で構成して開放感を確保し、隅田川の上を軽やかに渡る生活空間を創出しました。 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |